SSブログ

マギにおける共和制の設立 [マギ]

 マギにおいて王子である主人公が王政をやめ、共和制を唱える場面があります。

現実にはイスラム圏というのはそういう国ではないですよね。王政があり、むち打ちがあったりする。


女性の自由が認められなかったりする。自動車を運転することもベールから顔を出すこともできない。男装をして、教師の職を得たりするのですが、あかるみになればいなくなってしまう。


 物の見方や考え方は気候によって定められるという考え方があります。それは違いであり、優劣ではないようには思いますが、人間にとっての自由というものが最大限尊重され、たとえ国家であっても原則干渉しえない。そうした思想が少なくともマギの王政を倒し、共和制を建てるというあらすじからはかいまみえます。民主は自由に資するためにあるためです。


 ただ、ソクラテスが民主制の下で殺され、ナチスが民主主義の下で生まれた歴史的経緯を鑑みれば、それもまた大規模かつ複雑化した現代において、世論誘導情報統制がなされ、完全な制度ではないようには思います。


 しかし、なお、権力者の専断、放埒から民衆の自由を守るシステムとして、民主主義以上のものは考えられていないのが現状なのではないかと思います。だから、マギでも作者の願いもこめてあのようなストーリーになったのだと思います。


まんが王国↓

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。