銀の匙 8巻 感想

友人の駒場が退学することから、明らかになる農家の厳しい経営の現状。

これまでは生命の重さについての厳しさについて、描かれることが多かったですが、
今回は経営・跡継ぎ問題と農家が抱える問題について、リアルに描かれています。

駒場の家だけじゃない、借金をかかえてぎりぎりの経営をしている農家は多いのだと感じさせられます。

御影も実はやりたいことがあるけれど、跡継ぎになるものだと決めてかかられている状況から抜け出せない。

そこで我らが八軒が、御影を励まし、ちゃんと意思を示せと発破をかける。

怖い御影父にびびりまくりながらも、御影の力になろうと頑張る八軒は格好いい。

自分にやりたいことがないから、って理由でここまでいろんな人のために尽力しようとする本当に八軒はいいやつだなぁ。

御影への想いもちょっとは伝わっていっているようで、なんともほほえましいです。

まんが王国

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